華胥の国に遊ぶ

「変化」「変容」「進化」「成長」をキーワードに、未来の自分に向けたメッセージを書き続けています。

『既にあるものを精錬させる』

 

文明の本質は、進歩それ自体や、

旧来の価値体系の無思慮な破壊にあるのではない。

それは、既に獲得された良きものを発展させ、

精錬することにある。

ユング

 

イノベーションは、

あるものを否定することから生まれる、

と考えがちですが、

否定するという考えは、

発想を狭めてしまうのではないかと思います。

 

既にあるものを否定せず、精錬させる。

そのプロセスから

イノベーションが生まれるのではないかと思います。

 

 

 

『独創的に考える』

 

 

独創的

– 何か新しいものを初めて観察することではなく、

古いもの、古くから知られていたもの、

あるいは誰の目にもふれていたが

見逃されていたものを、

新しいもののように観察することが、

真に独創的な頭脳の証拠である。

ニーチェ

 

 

独創的に考えるとは、

すでに存在しているものを新しい視点で観察し、

新しい何かを掴みとること。

 

ただ、"新しい視点で観察する"ということは

簡単なことではないかもしれません。

そのためにも、"新しい視点で観察する"ということを

ルール化しておくと良いかもしれません。

 

その一つが

"ブラケティング"

です。

 

"あたりまえ "と考えていることを、

括弧でくくって、

意識的に横に置いておくことで 、

先入観でものごとを判断したり、

評価したりしないという方法です。

 

こうしたルール化をいくつか用意しておくことで、

"新しい視点で観察する"

ということを習慣化できるのではないかと思います。

 

 

 

『真似る』

 

要は他の人から学び取ることだ。

つまり、見倣う、真似るというところから出発することが

何よりも手っ取り早い方法だと考える。

自分より優れた人物を捜して、その人から徹底して学び取る。

学び取って、学び取って、

もう学び取るものがないようにしてしまうのだ。

徹底してその人に見倣い、研究し、模倣する。

その過程で個人の能力は相当高まるだろう。

そして、その高まった能力によって

個人のオリジナリティというものが生み出されることになると思う。

鳥羽博道氏)

 

 「真似る」という言葉は、

マイナスの印象を与えますが、

新しいアイデアのほとんどが

既存のものと既存のものとを、

掛け合わせたところから生まれる考えると、

他の人から学び取るプロセスのなかで、

自分の経験と化学反応がおき、

新たなイノベーションが生まれることもが

あるのではないかと思います。

 

 

『学びの中毒化』

 

学べば学ぶほど、

自分がどれだけ無知であるか

思い知らされる。

自分の無知に気づけば気づくほど、

より一層学びたくなる。

アインシュタイン

 

 

何かを学びはじめると、

疑問点や理解できない点が

次々と出てきます。

 

そうなると、

しっかりと理解しようと、

さらに学ぼうという思いが強くなります。

 

そうすると、

さらに疑問点が・・・。

 

この繰り返しを続けていると、

次第に自分のなかに少しずつ、

学びが定着しているような感覚を

覚えるようになります。

 

そうなると、

さらに学びに対する思いが強くなります。

 

学びが中毒化するプロセスと言えるかもしれません。

『モデリング』

モデリング」という心理学用語があります。

 

アルバート・バンデューラが提唱した考え方であり、

成功している人の行動を観察することで、

どうすれば成功するかを学習する方法です。

 

すなわち、

"成功している人の真似をすることを通じて成長する"

という考え方です。

子供が親の真似をしながら成長していくプロセスと

表現した方が分かりやすいかもしれません。

 

簡単にプロセスを整理すると、

① 到達したい世界、達成したい目標を思い描く。

② ①を実現している人を特定し、その人の行動をよく観察する。

③ 真似る行動を言語化し、自分のなかにとどめる。

④ 日々、③の行動を繰り返す。

(日々行動を重ねることで、成長を感じ、それによって行動がさらに強化される)

という感じでしょうか。

 

いずれにしても、“真似る”ということは、

人間に本来備わっている成長のための王道のプロセス

と言えるかもしれません。

 

『小さな小さな習慣から』

 

 

心をきれいに、強くするには

小さな習慣を決めて毎日続けることです。

たとえば、

「ゴミ出しをする」

「近所の清掃をする」

「20分ウォーキングする」

といったところでしょうか。

小さな生活習慣でも、毎日続けていると、

「自分もやればできる」という

自己肯定感が高まり、自信がつくものです。

そして、この小さな成功体験を積み重ねると、

セルフイメージが改善されます。

それが、大きなことを成し遂げる

パワーにつながるのです。

(原田隆司)

 

 

何かを成し遂げるうえで、

自己肯定感の果たす役割は非常に大きいと思います。

自己肯定感がなければ、

ちょっとの躓きで、

“やっぱり自分はダメだ、何をやってもできない”

と諦めてしまいます。

 

自己肯定感を高めることは非常に重要です。

そのためには、やはり小さな成功体験を重ねることが、

必要なのではないかと思います。

 

本当に小さなことを毎日続け、

少しずつでも、

階段を上り続ける。

毎日は少しずつでも、

積み重なると、

意外と高いところまで来ていた、

そんなことに気付くと、

自然に自己肯定感が高まるのではないかと思います。

 

そうした自己肯定感の高まりが、

さらに前に進み力を与えてくれるような気がします。

 

本当に小さな一歩でも、

時間を味方につければ、

大きな一歩になります。

 

小さな一歩の力を信じることから、すべてが始まるような気がします。

 

 

 

『真似てみる』

 

自分自身の成功体験がなくても、

あれこれ工夫をしたり頑張ったりしなくても、

上手くいっている人を真似てみるだけで、

思っている以上に早く上手くいくようになる。

( 都築まきこ)

 

 

自分が到達したいと願う世界があるのであれば、

すでにその世界に辿り着いている人を見つけ、

その人を真似てみると良いと思います。

 

真似るという言葉に、

何となくマイナスの印象を感じるかもしれません。

 

ただ、成果をあげているということは、

そこには成果をあげるための具体的な行動が詰まっている

ということに他なりません。

 

それを着実に実行していくことで、

その世界に到達できる可能性が高くなるのであれば、

真似るということをマイナスに思う必要は全くないと思います。

 

『過去も未来も存在しない』

 

 過去も未来も存在せず、

あるのは現在という瞬間だけだ。

トルストイ

 

何かを成し遂げようと思った瞬間から

過去にも、未来にもとらわれる必要はないと

思います。

 

未来を創るのは、

今、この瞬間に何をするか、

その決断であり、

そして、

その決断したことを継続することであると思います。

 

 

 

 

 

 

『言葉が人生を創る』

 

言葉は、自分そのものなのだ。

だからこそ、言葉は大事にしなければならないのだ。

言葉を大事にするということが、自分を大事にするということなのだ。

自分の語る一言一句が、

自分の人格を、自分の人生を、確実に創っていくのだと、

自覚しながら語ることだ。

そのようにして、生きることだ。

池田晶子

 

 

"自分の語る一言一句が、自分の人格を、自分の人生を、確実に創っていく"

言葉には、こうした力が間違いなくあると思います。

あるつらい出来事に直面したとき、

感情のおもむくままに言葉を発するのか、

それとも、

自分を鼓舞する言葉を発するのか、

それによって、その後の日々が変わります。

出来事の意味も変わリます。

 

"自分の語る一言一句が、自分の人格を、自分の人生を、確実に創っていく"

このことを常に意識しながら、

日々を過ごしていきたいと思います。