華胥の国に遊ぶ

「変化」「変容」「進化」「成長」をキーワードに、未来の自分に向けたメッセージを書き続けています。

『小さく始める』

脳は体全体のエネルギーの20%を消費するため、

できる限りエネルギー消費を減らそうと、

楽な行動を選択するようです。

これはヒトの生存本能とも言えるものだと思います。

 

そうした脳の働きがあるからこそ、

どんなに固い決心を持って新しいことを始めても、

3日坊主になってしまうということが起こるのだと思います。

 

そのような脳の働きに打ち勝ち、

新しい習慣を身につけるためには、

脳に負荷を感じさせないよう、

小さくスタートし、慣れてきたら負荷を上げていく、

という工夫が必要ではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

『出来事の意味を考える』

 

日々起こる出来事は、

どの視点で捉えるかによって意味が変わると思います。

出来事が起こった瞬間に、

成功や失敗を判断し、一喜一憂するのではなく、

一呼吸おいて長期的にどんな意味があるのかと考えることで、

失敗が失敗ではないということに気づくことがあるのではないかと思います。

 

 

 

 

『時間を大切に』

時間は戻らない。

時間は有限である。

時間はお金では買えない。

 

言われるまでもなく、時間が貴重であるということは理解していたつもりでした。

が、日々の行動を振り返ってみると、

何をしていたか思い出すことができない時間があることに愕然としました。

 

フローの状態に入っていたということであれば良いのですが、

決してそうではありません。

 

「なんでこんなことが起こってしまうのか?」

 

やはり、心の底から時間が欲しいと思うほど、

自分の定めた目標の達成に向けて

本当に真剣に取り組んでいなかったからではないか。

 

このことに気づいてから、

目標をもう一度見直し、

本当にこの目標は自分がやりたいことかどうか、

自分に問い直しました。

考え続けた結果、

やはり「これだ!」というものに気づくことができました。

 

時間の使い方を見直したことで、

図らずも自分の目標を見直すきっかけとなりました。

 

 

 

 

『変わることへの抵抗感を払拭する』

人は誰でも、

昨日、今日、明日と変わらないことに安心を感じ、

良いこと、悪いことに関係なく、

大きな変化に対しては、

ストレスを感じるそうです。

 

多少の違いはあるものの、

変化に対する抵抗感は誰しもが持っているものであり、

だからこそ、

人はなかなか変われないのだと思います。

 

ではどうしたら変われるのか?

 

様々な方法があると思いますが、

「変化すること、いつもと違うことに自分を慣れさせてしまうこと」

が意外と効果的だそうです。

 

帰り道を変えてみる、

いつもと違うお店に入ってみる、

普段は着ない服を着てみる、

など、ちょっと違うことを繰り返していくうちに、

「いつもと違うこと」

に対する抵抗感が薄れ、

「変化」に対する心理的ハードルが低くなっていくそうです。

 

 

 

 

 

 

 

『センスはどうやって磨かれるのか』

センスがあるかないかは生まれもってのものであり、

どうにもならないという話をよく聞きます。

 

確かにそうなのかもしれませんが、

最近、いわゆるセンスがない人と言われている人を観察していると、

毎日同じ繰り返しばかりをしている、

普段と違うことをやることに抵抗を示す、

自分の世界から足を踏み出さない、

という傾向がみられます。

 

一方で、センスがあると言われている人は、

新しいことに対する抵抗感を持っていない、

行動にうつす速度がはやい、

という傾向があるように感じます。

 

”センスがあるから、そうした傾向を示すのか”

”そうした傾向があるから、センスが磨かれていくのか”

といった因果関係は不明ですが、

「行動した結果」の蓄積が多いか少ないかということと

センスが良いか、悪いかは、相関関係があるように感じます。

 

「こうしたらこうなる」という方程式が多ければ多いほど、

初めての出来事に対処する場合でも、類似したケースから方向性を見出すことができ、

結果、それが「センス」という言葉で評されるのではないか思います。

 

 

 

『とにかく動いてみる』

何かを始める時には、

どんな小さな一歩でも良いので、

とにかく具体的に動くことが大切なことだと思います。

机上で考えている時には、

どんなに一生懸命考えても何も思い浮かばなかったのに、

具体的に動き始めると、

次から次へと、

いろんなアイデアが思いつきます。

不思議です。

人間の脳は、

何か少しでも変化を感じると、

動き出すのかもしれません。

もちろん、しっかりと考えることも時には必要ですが、

方向が決まったら、

とにかく動いてみること、

これが大切なことだと思います。

 

 

『他人に自分の人生を委ねない』

心躍る毎日を過ごしたいと思うのであれば、

他人がどう評価するかよりも、

自分は何を大切にし、どうありたいかということを

何よりも大切にする必要があると思います。

 

当たり前のことですが、

何を大切にするかは、人によって違います。

 

にもかかわらず、

自分のやりたいことよりも、

みんなが勧めることを選んでしまう、

他人の評価するものに安心を感じてしまうことがあるような気がします。

 

自分の人生に関係しないものであれば、

それでも良いと思いますが、

自分の人生についても同じような姿勢で対峙してしまうと、

「こうじゃないんだけどな」

というモヤモヤしたものを抱えることになってしまうのではないかと思います。

 

そうした状態に陥らないためにも、

何かを選んだり、判断したりする際には、

自分は何を大切にし、

どうありたいか、

ということを常に意識することが大切だと思います。

『環境で自分をコントロールする』

悲しいことですが、

”やる気”はあまりあてになりません。

 

どれだけ強い決意をもって、

何かを始めたとしても、

1ヶ月もたつと、

日々の雑事に翻弄され、

やる気も次第に減退してきます。

 

それを意思の力で乗り越えようとすると、

当初は”やりたい”という気持ちがスタートしたことであっても、

”しなければならない”という気持ちが強くなってきてしまいます。

 

残念ながら、

”しなければならない”という理由では、

行動は長続きしないように思います。

 

やる気にも頼らず、意思の力にも頼らず、

何かを成し遂げるためには、

”そうせざるを得ない仕組み、あるいは環境”

を作り出すことが重要ではないかと思います。

 

 

『異質なものが脳を活性化させる』

 

自分の意見や価値観が合う人と話をしている時、

脳はあまり働かず、

一方で、意見の違う人と会話すると、脳は活性化するそうです。

安定を求めるのは人の常だと思いますが、

脳を活性化させるためにも、

時には異質なものに触れることを意識する必要があると思います。

『一貫性の原理に負けない』

 

人は自身の行動、発言、態度、信念などに対して、

一貫したものとしたいという「一貫性の原理」という心理が働くそうです。

背景には、

①一貫性を保つことは社会生活において他者から高い評価を受ける。

②複雑な要因の絡み合った社会生活での将来的な行動決定において

 より簡易に行動を決定することができる。

などの要因がある言われています。 (Wikipediaより抜粋)

 

確かに一貫性は安心感にもつながるため、

それを求める心理は理解できます。

 

一方で、

「一貫性の原則」がマイナスに働いてしまうこともあるのではないかと思います。

 

例えば、

過去にある人の仕事を助けたあげた経験があり、

また同じ人から助けを求められると、

自分が大変な状況にあるときでも、

本当は無理と言いたいのに、助けてしまったり、

訪問販売員の話だけでもという小さな要求にこたえてしまった結果、

欲しくもないものを購入してしまったり。

「一貫性」を求めるがゆえに、

自分の本当の気持ちとは違う行動をしてしまったりすることがあるのでは

ないかと思います。

 

ときには「一貫性の原則」に負けることなく、

本当にそれでいいのか?

「一貫性の原則」の罠に嵌っていないかと疑うことも大切だと思います。