目標とは何か その④
目標とは何か その④
目標の有無による違いについて考えてみたいと思います。
「目標のある人は実力以上の力を発揮し、目標のない人は自分の実力さえ満足に発揮できない。」
(ホラティウス)
目標があることによって、まだ見ぬ自分の力が引き出される。
「何か目標を持って活動している人の方が元気です」(日野原重明)
目標があることによって、未来への期待を抱くことができ、その期待によって、身体のなかに力がみなぎるようになる。
一方で、
「心は正しい目標を欠くと、偽りの目標にはけ口を向ける。 」(モンテーニュ)
心は目標達成のためのエネルギーを持っており、常にそのエネルギーを活かす目標を求めている。それは、残念ながら、心の奥底にある偽りの目標を引き出してしまうこともある。
そして
「自分に命令しないものは、いつになっても、しもべにとどまる。」(ゲーテ)
正しい目標を定め、その目標によって自分自身を律しない限り、望まない道を歩み続けることになる。
目標によって、まだ見ぬ自分の力が引き出され、そして、その力に未来への期待が重なることで、さらに大きな力が生まれてくるのだと思います。
正しい目標は、
「もう一歩。いかなる時も自分は思う。もう一歩。今が一番大事なときだ。もう一歩。」
(武者小路実篤)
という強い気持ちを自然に生み出すのです。