『無意識の意思決定を見直す』
「人間の意識は3%が潜在意識、97%が潜在意識である。」
と言われるように、
われわれの行動のそのほとんどが無意識に行われています。
行動をする前提には意思決定があり、
全ての行動に対し、その都度、意志決定をするとなると、
相当なエネルギーが必要になります。
エネルギーを節約するという意味では、
無意識に意思決定を行うことのメリットがあると思います。
ただ、無意識に行われる、その意思決定にバグがあるとしたら、
行動するたびに、
間違った方向に進んでいくことになります。
そう考えると非常に恐ろしいことだと思います。
未来を良くするためには、
意味のない行動を極小化し、
価値を生み出す行動を最大化する必要があります。
ただ、3%の顕在意識でいくら価値を生み出す意思決定をしたとしても、
残りの97%に変化がなければ、全く意味はありません。
97%の潜在意識で行われる意思決定を価値あるものに書き換えるためには、
一旦、意識を顕在化させる、
すなわち意識して意思決定を行うことが必要になります。
そのためには、常にその意志決定基準を意識する仕組み、
例えばチェックシートを活用してするなどの仕組みがとても重要になります。
極めてシンプルな方法ですが、
意識するという点においては、
とても効果のある方法であると考えます。