『非論理的思考』
ある出来事が起こったとき、
無意識のうちに良い悪いを判断し、
喜んだり、落ち込んだりしてしまいます。
ただ、同じ出来事でも、人によって反応が異なり、
ある人が何ともないと思っていても、
ある人はとても落ち込んだりします。
その違いが生じる背景には、
その人の持つ”思い込み”や”信念”があるのではないかと思います。
例えば、「失敗」について、
ある人は「成功に失敗はつきもの」という考えを持ち、
ある人は「失敗は終わり」と考えを持っているとしたら、
明らかに前者の方が、
失敗という出来事をプラスに評価する可能性が高くなると思います。
当たり前のことですが、
マイナスの感情を引きずっていては、
前には進めません。
マイナスの感情を極力抱かないようにするためには、
そうした感情の原因となる、
”思い込み”や”信念”
を書き換える必要があります。
多くの人が無意識に、
”ねばならない信念”
”悲観的信念”
”非難・自己卑下信念”
といった自分を否定する信念を持っているような気がします。
出来事に対する反応をプラスなものにしていくためには、
そうして自分を否定する信念を、
自分を肯定する信念に書き換えていく必要があります。
その際に参考になるのが、
先人たちの残した言葉ではないかと思います。
逆境に負けることなく、
前を向き続けた人々の言葉に触れ、
自分の中に吸収し続けることで、
少しずつ信念が書き換わっていくような気がします。