『ゆっくり反応する』
アーロン・ベックは、
人は、自分を取り巻く環境をどうとらえ、どう意味づけするのか
という認知が、感情、行動に影響を与えると考えています。
確かに、同じ出来事でも、
全く気にしない人もいれば、
ひどく落ち込んでしまう人もいます。
何事も悲観的に考えてしまう人は、
性格だからと諦めてしまうことが多いと思いますが、
自分の認知にその原因があると考え、
「自分のなかにどのような感情や考えが込み上げているか?」
「なぜそう考えるのか?」
「そう考える根拠は何か?」
「その考えは正しいのか?」
「別の見方をすることができないか?」
という問いを立て、
無意識かつすぐに反応しないように意識することで、
物事に対する見方が少しだけ変わるかもしれません。