『攀念智(はんねんち)』
「攀念智」(はんねんち)という言葉を初めて知りました。
人を恨む、憎むという想念を持つという意味の言葉だそうです。
「攀」(はん)という文字には、
何かにしがみついて登るという意味があり、
”人を恨んだり、憎んだりすると、
そのことばかりに心が奪われてしまい、
まるで何か必死にしがみついているかのようである”
ということをその一文字であらわしているとのことです。
自分にとって何か良くないことがあると、
他人のせいにしてしまうことは誰にでもあると思います。
ただ、そのことばかりに心を奪われてしまうと、
その裏に「良いこと」が隠されていたとしても
気づくこともできず、
結果的には損を手にするだけであるということだと思います。
どんなことが起こっても、
「攀念智」で心を曇らせるようなことがないようにしたいものです。