『環境に抵抗するためにエネルギーを使わない』
人は習慣によって形づくられると言われます。
これまでと違う自分になりたいと思うのであれば、
これまでと違う習慣を身につける必要があります。
ただ、言うほど簡単なことではありません。
私たちは、何か行動する際に、
その全ての行動を意識して行なっているわけではありません。
無意識に行なっている行動がほとんどであり、
そして、そうした無意識の行動は、
知らず知らずのうちに環境からの影響を受けています。
例えば、
時間がゆっくりと流れる環境に身を置いているのであれば、
自らが望むと望まないとに関わらず、
自然とゆっくりとした動きになり、
一日に成し遂げることができることも、
時間の流れに応じたものになるのではないかと思います。
そうした環境のなか、
一人だけスピード感のある行動を日々実践しようとすれば、
周囲に流れることがないよう、
常に「スピード」ということを意識しなければなりません。
負荷なく意識することができれば良いのですが、
何かを意識し続けなければならないということだけで、
エネルギーが奪われてしまいます。
新しい習慣を身につけるためには、
習慣化できるまで自分を躾ける必要があります。
環境に抵抗するために無駄にエネルギーを使う必要がなくなれば、
自分を躾けるためだけにエネルギーを使うことができます。
新たな習慣を身につけるためには、
環境に抵抗するためにエネルギーを使わないよう、
環境を整えることが大切なことだと思います。