「重々帝網」とは
帝釈天の宮殿を飾る輝く網のことだそうです。
その網の結び目の一点一点は輝く宝珠になっています。
その宝珠は、それ自身が光を発しているのではなく、
他の宝珠の輝きを映し込むことで輝いているそうです。
そして、その輝きは、また別の宝珠の輝きのもとになっています。
「重々帝網」があらわしているのは、私たちの社会です。
網の結び目にいるのは、私たちです。
誰もが一人で存在するのではなく、すべての人がつながっています。
誰かの輝きは、別の誰かの輝きを生み出しています。
今の自分は、誰かに輝きに照らされているのです。