華胥の国に遊ぶ

「変化」「変容」「進化」「成長」をキーワードに、未来の自分に向けたメッセージを書き続けています。

『できないことをできた格好にしてしまう』

 

できないことをできた格好にしちまうんだ、頭のなかで。

そうすると人間が人間らしく、本当に生きられるよ。

人間だけなんだよ、考えられるのは。

中村天風

 

 思い込みの力は大きいかもしれません。

自分にはできないと思うのではなく、

自分にはできると思うことで、

意外と物事を成し遂げることができるのかもしれません。

『習慣化を意識する』


習慣を自由になし得る者は人生において
多くのことを為し得る。
習慣は技術的なものである故に
自由にすることができる。
もとよりたいていの習慣は
無意識的な技術であるが、
これを意識的に技術的に自由にするところに
道徳がある。
修養というのはかやうな技術である。
(三木 清)

習慣化された行動は、負荷なく継続することができます。

ゆえに、習慣化された行動が多ければ多いほど、

多くのことを成し遂げることができます。

 

ただ、ある行動を習慣化するためには、当然のことながら、

その行動を意識して実施するということが必要になります。

最初は意識して行っていた行動が、

時を重ねるうちに、無意識レベルに浸透し、

その行動を意識することなく実践できるようになるのだと思います。

『言葉を磨く』

 

「思い」をそのまま「言葉」にすることは簡単なことではありません。

「思い」に近い「言葉」は思い浮かびますが、

「思いそのままの言葉」ではないことが多いのように感じます。

 

ただ、そこで「言葉」にすることをあきらめてしまうと、

本当の「思い」を言葉に残すことができなくなってしまうのではないかと

思います。

 

あきらめずに「言葉」を磨き続けると、

あるとき「思いそのままの言葉」に辿りつくことができるのではないかと思います。

 

 

 

『未来の不安に備える』

未来に対する不安に対処しようとした場合、

真っ先に思いつくのは、

“お金を蓄えておく”

ということかもしれません。

ただ、お金はいくらあっても、

不安が消えることはないと言われています。

しかも、“お金”の価値は保障されているわけではありません。

 

それでも、

蓄えがあることによって、

未来に対する不安をある程度いくらか軽減できます。

ただ、“不安”が残り続けるということは間違いありません。

 

こうして、あれこれ考えていると、

重要なのは、

未来にどんなことが起ころうとも、

対処できるという自信があるかどうかではないかと思います。

 

すなわち“有形資産を生み出す無形資産”をどれだけ持っているかどうか。

 

未来の不安が現実になっていないうちに、

有形資産を無形資産化することに全力で取り組むことが、

何よりも重要なことでないかと思います。

『モチベーションの維持は難しい』

何かを成し遂げるためのは、

モチベーションを高く維持し続けることが大事であると言われますが、

簡単なことではありません。

どうしても、気分には浮き沈みがあり、

沈んだ状況で、

モチベーションを高く維持することは

非常に難しいことであり、

というよりも、

できないと言った方が正しいかもしれません。

 

そして、時には

モチベーションを高く維持できない自分を

責めてしまうこともあるような気がします。

 

そうならないためには、

モチベーションによらず、毎日地道に歩みを続ける仕組みを

作ることが必要でないかと思います。

 

例えば、

一緒に取り組む仲間を作る、

定期的に進捗を報告する場を設けるなど人に行動を監視してもらう、など。

 

何かを成し遂げようと努力している自分を否定してしまうということは

最悪なことだと思います。

 

仕組みづくりを意識したいと思います。

 

 

 

 

 

『これからの時代をどう乗り越えていくか』

少し前になりますが、「不安な個人、立ちすくむ国家」という

経産省のレポートが話題になりました。

 

その後、『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合雅司)

が出版されるなど、

未来に対する“不安”をより具体的に感じることが多くなってきました。

 

そうした未来に対する“不安”に対して、個人として何ができるかを

考えてみましたが、

結局は自分で乗り越えていく力をつけていくしかないのだと

感じました。

何が起ころうとも、揺らぐことのない自分の世界を作り上げる。

これからの時代、

そこから生まれる安心感は

何ものにも変えがたい価値になるのではないかと思います。

 

 

『嘆いても何も変わらない』

 

 

具合が悪いときに具合が悪いと言ったら

具合が悪いのが治るかい。

運命が悪いときでも、

「ああ、俺はなんてついてないんだ」

って嘆いたら、運命がよくなるかい。

中村天風

 

 状況をいくら嘆いても、

何も変わりません。

嘆いているだけでは、

前に進みません。

嘆きつつも前に進む、

こうしたことを習慣にしたいものです。

『ものになるならないは、 実に一寸した処で決まるのだ』

 

ものになるならないは、

実に一寸した処で決まるのだ。

昨日までものにならなかった人が、

今日ちゃんとものになっていた。

そう言う事実を自分は何度か見た。

武者小路実篤

 

一寸したところで決まるのかもしれませんが、

その一寸したところに、

実は大きな差があるのかもしれません。

例えば、何かを成し遂げるために、

毎日少しずつでも、欠かさず行動を続けることができるか、

忘れてしまう日があるか。

一週間の合計の行動時間数では同じであっても、

毎日欠かさず続けることができるかどうかが、

実は大きな違いを生み出すのではないかと思います。

『マネをする』

何か新しいことにチャレンジする場合には、

一からすべてを一人で積み上げて行くよりも、

すでにその世界で実績をあげている人の取り組みを参考にした方が

良いと思います。

もちろん、人の性格や時代ごとの環境が異なるため、

取り組みを100%そのまま参考にできないかもしれませんが、

様々な取り組みには試行錯誤の結果が反映されているはずであり、

そこには、成功の方程式があると言えるのではないかと思います。

 

どうしても、"オリジナルなもの"を求めてしまいがちですが、

時間は有限であり、その時間価値を最大化するためには、

より失敗の少ない道を選ぶということは良い選択ではないかと

思います。

 

 

『去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ』

 

 

他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、

それは恥ではない。

しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。

(ジョン・ラボック)

 

他人と比較し、自分が優れている、あるいは劣っているという判断をすることは良くあることだと思います。

一方、去年の自分と今年の自分を比較し、優れている、劣っているという振り返りをすることはあまりないのではないかと思います。

 

ただし、一度目標を設定し、その達成に向けて日々取り組み始めると、未来の自分との比較をすることが日常となるため、もし、去年の自分を比較し、今年の自分が優れていないという事実を目の当たりにすると「立派な恥」だと感じることは間違いないと思います。

 

目標を設定するということは、これまでの穏やかな日々にモヤモヤした感覚をもたらすことになるかもしれません。

 

しかし、成長していない自分を「恥」と思えることは人を前に向かせる原動力になることは間違いなく、必ず「誇り」に思える日がくるのだと思います。