華胥の国に遊ぶ

「変化」「変容」「進化」「成長」をキーワードに、未来の自分に向けたメッセージを書き続けています。

『意志の力に頼らない』

「意志」という言葉には

 

①進んでしようとする気持ち

②物事をやり抜こうとする、しっかりした心の働き。

(出典:三省堂国語辞典

 

という意味があります。

 

それゆえ、

「意志」の力を高めることは

一般的に物事を達成するうえで

不可欠であると考えられています。

 

しかし、

意志の力だけで物事を達成することは、

簡単なことではありません。

 

自分の気持ちを奮い立たせることができず、

決めたことを実行できないこともあります。

 

そんな現実に直面するたびに、

多くの人が自分の意思の弱さを責めてしまいます。

 

でも、

誰もが弱い心を持っているものです。

いつもいつも、

弱い心に打ち勝つことができるほど、

人は強くありません。

 

だからこそ、

意志の力を高めるよりも大切なことは、

弱い心が顔を出した時でも、

やり遂げることができる仕組みを作り上げることです。

 

その仕組みの一つが、

「他者に宣言すること」

だと思います。

 

他者に宣言することによって、

不思議なことに、

「やらねば」

という気持ちが芽生えます。

 

そうした気持ちの背景には

「できないと恥ずかしい」

「できないと思われたくない」

という見栄のようなものがあるのかもしれません。

とはいえ、

「やらなくては」

という強制力が生まれるのは確かであり、

その強制力が、

自分の前に進めてことは間違いありません。