『言葉は重要であり、言葉が世界をつくり上げている』
社会構成主義のなかでは、
言葉が非常に重要とされています。
社会構成主義の4つのテーゼとして、
・ 私たちが世界や自己を理解するために用いる言葉は、
「事実」によって規定されない。
ある物事を言葉で描写する場合、
その表現方法は人それぞれによって異なり、無限にある。
・記述や説明、そしてあらゆる表現の形式は、
人々の関係から意味を与えられる。
意味や世の中に対する理解は、
1人で考え続けて生まれるものではなく、
人々の関係のなかでつくり出されるものである。
・私たちは、何かを記述したり説明したり、
あるいは別の方法で表現したりする時、
同時に、自分たちの未来をも創造している。
・自分たちの理解のあり方について反省することが、
明るい未来にとって不可欠である。
というものがあります。
いずれのテーゼにも共通していることは、
事実が存在するのではなく、
言葉によって世界がつくり上げられるということです。
やはり言葉は重要です。