『自らの強みを知る』
ドラッカーは、
『明日を支配するもの』のなかで、
卓越した仕事をするための条件をあげています。
最高のキャリアは、
あらかじめ計画して手にできるものではない。
自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、
機会をつかむ用意をした者だけが手にできる。
なぜならば、自らのうるべき所を知ることによって、
単に有能なだけの働き者が、
卓越した仕事をこなすようになるからである。
ドラッカーは、
・自らの強み
・(自らが得意とする)仕事の仕方
・価値観
を知ることなくして、
卓越した仕事はできないと指摘します。
つまり、それらが重なる場所以外では、
その他大勢と同じ仕事しかできないということです。
ドラッカーは、
多くの人が自らの「強み」を理解していない、
「強みというより強みならざるもの」しか知らないと
断言します。
そして、
強みを知る方法は一つしかないと
続けます。
その方法とは「フィードバック分析」です。
何かをすることに決めたらば、
何を期待するかを直ちに書きとめておかなければならない。
そして九ヶ月後、一年後に、
その期待と実際の結果を照合しなければならない。
『明日を支配するもの』
このフィードバックを通じて、
「自らの強みは何か」
「強みをいかにして強化するか」
「自分にできないのは何か」
を知ることができるようになったといいます。
卓越した仕事をするためには、
自らの強みを知らなければなりません。