『自分との戦いに無駄なエネルギーを使わない』
「変わりたい」という願いは持っていても、
その願いを頭のなかで繰り返すだけで、
実現に向かって具体的に行動する人は
実は少ないのではないかと感じます。
変わりたいと願いながらも、
無意識のうちに、
今の自分の世界を守ろうとするという相反する意識が働いてしまい、
その力が強力であるがゆえに、
行動を躊躇してしまうのかもしれません。
あるいは、
「変わろうとする自分」と、
「変わろうとする自分に抵抗する自分」との間を行ったり来たりするうちに、
行動するために必要となる力を消耗してしまうのかもしれません。
いずれにしても、
「こうなりたい」という気持ちはくすぶり続け、
その気持ちがある限り、
満足感や充実感を感じることはできません。
当たり前のことですが、
「これじゃないんだよな」という気持ちを抱きながら、
何かに取り組んでも良い成果を残すことはできません。
それが、さらに自己肯定感を毀損します。
そうした状態に陥らないためには、
変わるために行動することが不可欠であり、
そのためには背中を押してくれる人の存在が不可欠であると思います。
自分一人の力だけで自分に勝つことは簡単なことではなく、
相当なエネルギーを消費します。
本来、エネルギーは行動するために使うものであり、
自分に勝つために使うものではないと思います。
できる限り多くのエネルギーを行動するために使うためにも、
自分との闘いにはさっさとケリをつける必要があり、
その助っ人となるのが、
背中を押してくれる人の存在ではないかと思います。