『自らの人生を他人に預けない』
将来に対する備えとしては
貯蓄や投資が思い浮かびますが、
仮想通貨の価格変動やシェアハウス投資詐欺、
あるいは株価下落などのニュースを見聞きするたびに、
そうしたものに自らの人生を預けることの危うさを感じます。
将来に対する不安を解消するための貯蓄や投資が、
不安を増幅させることすらあると言えるかもしれません。
また、貯蓄や投資は、自らの人生を他人に預ける行為でもあると言え、
そのように自らがコントロールできない状況が
自らのまわりに増えていくということは
さらに不安を強く感じさせる方向に働くかもしれません。
それでは将来に対する備えという役割を発揮することはできません。
不安を解消するためには、
「自らがコントロールできるものに集中することが大切である」
と言われますが、
将来に対する不安を解消することを目指すのであれば、
自らがコントロールできるものに意識を向ける必要があるのではないかと思います。
つまり「自己投資」です。
もちろん、すぐに結果が出るものではありませんが、
将来に対する不安がますます大きくなる社会において、
「自らの人生は自らで作りあげていく」という主体性を取り戻すうえでも、
とても大切なことではないかと思います。